麻羅観音を参拝してきた
こんにちはYです。
海外出張に行く度にブラを買い漁っていた1年前には全く予想のできなかった昨今の情勢、いかがお過ごしでしょうか。
私も、遠くへ出かけたいのですが、山口県内で素敵なスポットを探すことにしました。
下関からバスに乗り、市街地を超え、田んぼを超え、山奥のバス停に到着すると、
昭和なまま時が止まったかのような風情をたたえた湯治宿が林立する温泉街がありました。
俵山温泉は、泉質維持のため各旅館が内湯を持たないだけあって、Ph9.9のアルカリ泉はとろとろとピーリング効果抜群でした。
そんな温泉が一大コンテンツであるこの街に、面妖な出立の観音様がありました。
ご覧ください。この一面のキノコ。
キノコを撫でながらお祈りするとご利益があるとのことで、撫でられすぎて光をたたえたつるつるキノコもあれば、
血管やスジがリアルに再現されたゴリゴリキノコも!
このようなファンシーな観音様が建てられたのは、悲しい歴史が由来がありました。
戦国時代に山口一帯を治めていた大内氏は、部下の陶氏に下克上をされ、
大内家の幼い男児のひとりが、女装をして山に逃げ延びたのですが、敵に見つかり殺害。
その際に、男子であった証拠だと、彼の男性自身を切り取られてしまいました。
不憫に思った里の住人が慰霊のためにとお祀りしたのだそうです。
お堂には子宝祈願など、思い思いの願いの書かれた、絵馬ならぬ、無数のキノコが奉納されています。
私も28歳童貞を気にしている同期の明るい未来を祈願し、
あとは、こちらのおみくじを引いてきました。
自販機式のおみくじ20円!
キノコに愛された運勢なのでしょう。大吉でした。