ド庶民・ド文化系のワイが皇宮護衛官採用二次試験を受けてみたー後編ー
中編に引き続き、いよいよ佳境、面接です。
と、その前に、トイレに行きたくなりました。
トイレは勝手に行ってはならず、控室内の護衛官にひとこと断りを入れて、同行してもらわねばなりません。
トイレ中は外で担当の方に待っていただかなくてはならず、かたじけなさに自然と急ぎ気味になります。
しかし、ここで驚くべき出来事が!
ポン ポロロロロロン~♪
(;・∀・)エッ?
ポン ポロロロロロン~♪
(゚Ω゚;)ハッ!!
個室に入る否や松風の如き琴の音が流れてきました!
皇宮警察本部のトイレでは、音姫の代わりのつもりか「春の海」が流れる仕様になっており、新春のような雅やかな気分に浸りながら用を足すことができるのです!
仰々しさに居心地が悪くなり、そそくさと退散しました。
皇族各殿下のおはします宮邸のお手水所も、もしかしたら音姫の代わりに春の海なのかしら??
さて、面接は30分間、採用担当3人対受験者1人で行います。帰宅時間を考慮してか、家の遠い人から順番です。
聞かれることは公務員ジャーナルに書かれているものとほぼ同じです。志望動機を何度も聞かれ(なんで宮内庁じゃなくて皇宮警察なのか、公安職に興味がある理由)、併願先、どの媒体で企業研究したか、仕事内容を知っているか、体力に自信はあるか、スポーツ歴、周りの人からどんな人と言われるか、いま関心を持っていること、学校生活でがんばったことなどでした。
細かいことはあまり記憶にありませんが、私は緊張のあまりたじたじでした。
面接が終わると控室には戻らずそのまま帰宅です。門まで係の方が送ってくださいます。
門のところでは外国人観光客の方が内部の見学をしたいと言っていましたのを、護衛官の方が手で×をつくって「No.」とだけ言っていました。
接客ではないから仕方ないけれど、言い方が冷やかすぎないか?
そんなこんなで、私は桔梗門を後にしました。
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