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ワイ、就活帰りにシネロマン池袋へ映画を見に行った

こんにちは、Yです。

うだるような暑い日、午前中に就活の面接を終えたら、ふと成人映画を見に行きたくなりました。
私が初めて成人映画を見たのは、昨年の夏休みです。冷やかしのつもりで見た『淫臭パンティ味は十人十色』が描く援交女子高生と中年男性の爽やかな出会いと別れの物語に不思議なほど胸を打たれたのでした。

この日も肌色面積の多い桃色ポスターが貼られた階段を下り映画館に入ると1本目の作品が上映終盤に差し掛かっていました。よくあるシネコンと異なり、映画は3本立て続けに上映され、入場料を払えば何本見てもいい制度です。

前回は朝早く行ったためか、人もまばらでしたがこの日は120人ほど収容できる館内に30人ほどの人がいました。男女比は9対1くらいで、客のほとんどが60代以上の男性です。
前方がスクリーンだとすると、入り口は右に二箇所。私は後ろの入り口近くに座りました。絵で言うと赤い丸がYです。


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館内を見渡すと、通路を挟んで前方の座席にはあまり人がおらず、左奥のブロックに所せましと常連客らしき集団が陣取っています。

1本目の映画が終わるとすぐに2本目の映画が始まりました。
話の内容は後妻を息子に寝取られた男性が後妻に貞操帯をつけ鍵をかけるというものです。その男性は借金まみれで、後妻は書道教室を開いて細々と生計を立てている涙ぐましい設定です。
書道の指導をする場面で、女性はエプロンや割烹着もなしに橙色の色無地を着ていました。なぜお稽古にわざわざ色無地なのか、墨が跳ね散ったらどうするのか、とっても気になってエロどころではありません。

常連さんの団体も小声で何やら話しているようでしたし、あまり面白いものではなかったのかしらと思ったら、一組のカップルが私の前のブロックに座席を移動しました。


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あ、女性客、他にもいたんだなと思っていたら、その方が連れの男性にもたれかかってじゃれつき始めました。あらあらwと思いながら映画を見続けていると、席の移動が激しくなり、後ろの集団客がそのカップルを取り囲むような形勢になりました。

なにごと?と思っていると、女の人の喘ぎ声が聞こえます。それは前方のスクリーンのピンク映画からではなく、前の席の女の人だったのです。
映画を見ていて気付かなかったけれど、館内の客がそのカップルの露出とイチャつきをガン見してる状態です。おそらくあの人たちは見せるためにここに来たんだろうな…。

また、気づけば私の二つ隣にも男性がいて(絵で言うと灰色の丸)、私の方をなぜか見ていました。映画に集中しろよと睨み返すと、しこしこしてました。グロいもの出すなよ。見たかないよ。どいつもこいつも勘弁しろよと、映画もちゃんと見ないまま退散しました。

映画はまだ面白い展開ではなかったし、あのまま見続けて面白くなったかどうかはわからないけれど、客のマナーにがっかりしての退場でした。館内に入った時に成人映画の良さがわかるファンがこんなにいるのか、と少し嬉しくなりました。でも、彼らの多くは、映画なんか関係なく、安いハプニングバーとして映画館を使っていたのでした。

エロというコンテンツだから、それを消費する場が常にそんな雰囲気になって仕方ないかといったら、それは違う。映画館である以上は同じ場を共有しているのです。エロいものを扱う場が無秩序ではエロへの価値観と認識がマイナスイメージのまま。誰もがかかわるテーマなのに、エロはひとかどの話題に上ることすらできないままになってしまいます。
成人映画館はエロを健全に共有できる場で、そういった風潮にアンチをつきつける装置でもあると感じていたため、残念な思いで映画館を後にしました。

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この記事に個人が特定されうるような情報はなく、運営側の名誉を害するものではありません。映画館はたまたま犯罪が行われた場になってしまったことを言っているまでのことです。新幹線内での焼身自殺を報じたからと言って鉄道会社の名誉が毀損されない
のと同じことです。