【夏休みの自由工作】靴流通センターの三千円のパンプスをルブタン風にしてみた
こんにちは。Yです。
初めていただく寸志のボーナスと共に夏がやってきました。
夏休みと言えば、自由研究と工作。
これまで経験した幾多の夏休みからすると格段に短い会社員の夏休みといえど、工作や自由研究をしたいものです。
そこで、買いたかったけれど「寸志」で買えなかったルブタンの靴を作って、物欲と工作欲を満たすことにしました。
今回作りたいのはこんな靴。
まずはそれを再現できそうなヒールの高いパンプスを買いに靴流通センターへ行ったら、ちょうど良さそうなものが売られていました。
それがこちら。一見ゴツそうなフォルムながら、爪先は丸っぽく可愛らしいところを気に入りました。
続いて、靴底に塗るマニキュアを100均で調達です。
下地用の白と、その上に塗る赤の2本を購入しました。
wikipediaによると、ルブタンの特色である赤い靴底は、デザイナールブタンの工場内で出来上がり直後の靴のソールに赤色のマニキュアを塗ってみたことがはじまりだというので、マニキュア使用は、本家本元の方法と言えよう。
材料がそろったら、こちらのサイトを参考に、軽く洗った靴底に白いマニキュアを塗る作業から開始です。
中学の美術の時間に使って以来出していなかったポスター平筆を使用します。
また、塗る際にはみ出しても影響がないよう、マスキングテープをしています。
一度塗るだけではムラがあったので、3度、4度と、マニキュアがボトル半分の量になるほど塗っていたところで、父が慌てて駆け下りてきて、曰く、「臭いぞー」。
窓を開けて作業していたのですが、揮発性塗料独特のケミカルな香りが家中に広がってしまったようです。
下地塗はそこそこにいったん作業を中止し、窓を開けねばなりません。
さて、異臭元たるこの靴は2本目のマニキュアを塗れるようになるまで、車庫で乾かします。
2時間後、赤いマニキュアを塗ります。
1階で作業したばかりに、臭いが上の階まで渡ってしまったので、4階の換気扇前に移動です。
4階は一部屋上庭園(?)になっているので、いざとなったら屋上入り口のドアを開ければ苦情がつくことはないでしょう。
2本目のマニキュアはボトルに入っていたうち7割ほど使ってたっぷり重ね塗りします。
その場で乾燥させ、また数時間後にトップコートを塗った結果がこちら↓
側面に塗りがはみ出したところは、黒ペンで埋めれば解決。
今回は、つま先周辺のゴム部分は塗らなかったけれど、こうして立てて眺める分には違和感ありません。
しかし、本物の画像と比べると猫の足のような色気と気品はないにゃあ…。
さて、今回かかった金額を合計します。
【項目】 【購入場所】 【金額】
パンプス 靴流通センター 3121円
白マニキュア 100円ショップシルク 108円
赤マニキュア 100円ショップシルク 108円
トップコート 100円ショップシルク 108円
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3445円
ルブタンは1足約10万円なので、29分の1ほどの価格です。
作ってみて、合計を出してみたことで、この靴29足分の価値のある靴とはどんなものなのか実物への興味がさらに湧きました。
違いの分かる人間になりたいです。
ワイ、変身写真を撮影する。
こんにちは。Yです。
台湾旅行者もすなる変身写真というもの、都内で撮影できると聞き、さっそく体験してきました。
変身写真とは、撮影用のバッチリメイクをし、非日常感あふれる衣装とカツラで綺麗になったところを、舞台セットのようなファンタジーな背景と合わせて、プロの撮影技術によって美しく撮ってもらう写真のことのようです。
アリプロのCDのジャケット写真をイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。
台湾にはそのための写真館はたくさんあるのですが、東京都内で変身写真を撮れる場所はごくわずかです。
ウェブサイトから予約をしてからというものの、どの衣装にしようか、どの背景にしようかと浮き足立ったまま、地に足のつかない生活をしていました。
着たい衣装をいくつか候補として考えつつ、当日。スカイツリーのふもとから歩くこと10分。テナントビルの階段を上がると、スカイブルーの扉に可愛らしい白い看板が下がっていました。『closed』。
え!『closed?』日付を間違えたのか…いや、そんなことはない。
どうやら心配は杞憂で、ドアを開けるとローラさんのような、美しい店員さんが笑顔で迎えてくださいました。
アンケートを記入し、撮影したい写真のイメージを伝えます。
せっかくなので化粧濃いめのおバカキャラで、セクシーかキュートかで言ったらセクシー路線という贅沢盛り盛りな注文をしてみました。
その後は衣装選びです。ドレスや和服、コスプレチックなものがずらりと並ぶ様子は壮観でした。
普段はパジャマ姿で布団に入ったまま本を読んでいる自分の中にも、乙女心というものがあったのかと実感する瞬間でした。
鏡の前にあれこれと衣装を当てながら決めかねていると、店員さんが注文に合う服を引っ張ってくださったり、若いんだから露出してみてもいいのではとアドバイスをくださいました。
結果、ピンクのウエストニッパー型のキャミソールに、パニエを合わせることに決まりました。
ニーハイソックスを留めるガーターベルトのつけ方がわからないながらもなんとか着替えたら、いよいよメイクです。
店員さん曰く、撮影用のメイクは陰影をつけるのが大事なのだとか。頷まわりのファンデーションを暗めにすることや、目のホリを描くことで、写真という平面的なものでも立体感が出るそうです。
プロの技は再現できないけれど、これならば免許の写真撮りに行く前にできそう。
メイクをするごとに、ホリが深くなり、派手になり、つけまつげの上につけまつげをくっつけても目が悪目立ちしないほどの魔改造を1時間少々の間に施されました。
だんだん、こいつ誰だ状態になっていく自分を鏡越しに見るのはなんとも不思議な気持ちです。
最後にスタジオで、脚はこっち手はこっちとポーズ指定していただきながら撮った写真はこんな感じになりました。
ネットに顔出しといえど、もはやこれは私をベースにした他人だから何ともないくらいです。
高校生の頃、スカート短くして、シュシュつけて、薬局の試供品のマスカラをつけた後に撮った懐かしのプリクラ。それの超超超上位互換版のようなものでもありつつ、かなりの不思議体験した。
ミドリムシのラーメンを食べてみた @池袋「六感堂」
こんにちは、Yです。
本郷の山手さんに引き続き、2杯目のミドリムシラーメン「塩グリーン麺」を池袋の六感堂さんでいただきました。
サンシャインの大塚側、繁華街から程よく外れた通りに位置する、イタリアンを名乗っても全く違和感のないシャレオツな外装のお店です。
店内もスタイリッシュで、緑色のピッチャー、緑色のソファー、観葉植物、、、などなど、さわやかなグリーンがあちらこちらから目に飛び込んできましたが、決してしつこさはなくカッコよくまとまっています。
壁にはお店のオリジナルTシャツが帽子と共にかけられており、フットサルサークルにいそうなファンモンが好きなリア充男子の部屋(偏見)に迷い込んだかのような気分に浸りつつ、カウンター席に座ると、件のオリジナルTシャツを着た店員さんがてきぱきと調理する様子が見えます。
スタイリッシュっぷりは提供されるラーメンにも徹底されており、麺にミドリムシが練りこまれたラーメンには、チャーシューの他にコンフィが乗っています!
ラーメンにコンフィか、聞いたことないぞっ!
パッと見て、ホウレンソウの練りこまれたパスタなんだと錯覚してしまいそうでしたが、これはまぎれもなくミドリムシラーメン。
さっそくいただきます。
おん?やさしー!へるしー!
ミドリムシの味は認識できないけれど、中庸でまったりとしたなかにも、かつおのお出汁が効いています。
これは飲み会のあとに〆のラーメン枠ではなく、お茶漬け枠として食べたくなりそうな、、同じラーメンという名前だけれども、ニンニクやアブラをマシマシする系統のものとは違う味わいです。
ラーメンを食べた後、こりゃ太りそうだわと罪悪感を感じてしまうことがあるのですが、この場合はむしろ、沢山のミドリ成分を取り込んで健康になれたような気さえしてきます。
山手さんと六感堂さん、同じ素材を前面に押しつつも向かっている方向が対照的なラーメンでした。
ブログ再開します。
皆さん、お久しぶりです。Yです。
大学卒業までにしておきたいことをテーマに4年生だった今年の2月までブログを更新しておりましたが、就職をきっかけに忙しさからなんとなくフェードアウトしてしまいました。
そんな折、久しぶりにブログを見てみたら「新しい記事を読みたい。学生の頃の感性の大事なところは失わないでほしい。」という内容のコメントをいただいていたことに気づきました。通勤中の電車の中、嬉しいやら、切ないやら、涙が出てきました。
というのは、卒業してから楽しむことや遊ぶことから離れてしまったこと、それどころか、仕事以外の時間はあまりエネルギーを使わないようにさえしていることに気づいて、とてつもなく悲しくなってしまったからです。
思い返してみれば、大学時代にやってみたかったのに、まだやっていなかったこと、まだまだありました。
クリスマスひとりディズニーinカリフォルニア、ひとりラブホテル、ミドリムシラーメン2店舗目のレポなど、ネタはあるのにまだ皆様に報告していないこともあります。
新しくやってみたくなったことも増えました。
勝手ではございますが、今後とも、消化試合の報告や、あとがきを記事にしたいです!
よろしくお願いいたします。
ミドリムシのラーメンを食べてみた @本郷「山手ラーメン本郷安庵」
みなさん、こんにちはYです。
気まぐれで都内の2店舗でミドリムシ入りラーメンを食してみたので、感想を綴ります。
まずご紹介するのは「山手ラーメン本郷安庵」さんの「みどりラーメン」です。
東京大学本郷キャンパスの道を挟んだ反対側にこぢんまりと看板をだしているお店です。
お昼時に店内に入ると、厨房に面した細長いカウンター席に所狭しと若人たちが麺をすすっています。数人で来てウェイウェイするグループもなく、ひとりか2人組みがほとんどです。
薄緑色のアロハシャツの制服を着た、森見登美彦の小説から抜けて出てきたような推定童貞率90%くらいの店員さんに食券を渡し、待ちます。
周りを見渡すと、皆さんお冷もってるけど、私のとこにはない。きょろきょろすると、席の後ろにウォーターサーバーを見つけ、ここでようやくセルフサービスということ気づきました。常連さんが多そうなお店なのに、これじゃ新参者丸出しですorz
また、席にはみどりラーメンの主役たるミドリムシの説明書きがありました。
ミドリムシの学名のユーグレナは、発見者のレーウェンフックが美しい目という意味を込めて名付けたもの。
ロマンチックですねぇ~。
感心しているうちに1杯に7億匹のミドリムシが入っているという、みどりラーメンが届きました。2億4千万の瞳どころか、14億の美しい目です。
いただきます。
見た目はバジル味がしそうですが、さらさらめの豚骨の風味のスープです。らでぃっしゅぼーやのとんこつラーメンに近い味です。
麺はつるつるもちもちとした、スパゲッティのような太めの麺です。細麺と太麺を選べるようで、細麺をえらんだのですが、太麺はもっと太いんでしょうね!
具はキャベツが多く、火の通り加減や味などはラーメン二郎さんの「ヤサイ」の概念に近いものです。もちろん、二郎さんよりももやしの比率は格段に低いです!
うん、ミドリムシの味はわからなかったけれど、懐かしい味がするボリュームたっぷりの一杯でした。
ちなみに…入店時は気に留めなかったのですが、入り口付近に「山手ノート」という落書き帳と、「山手論」という手作り感満載の雑誌がありました。
山手論を買う際はボックスにお金を入れるという、ここでもまたセルフな方式。一部欲しかったのですが、ちょうど500円がなく断念。
そこにはきっと面白いことが書いてあったに違いありません。だって、落書きノートですらとってもおもしろかったのだもの。
深く印象に残った書き込みは「止めておけ その一口が デブのもと」というアフォリズム。
その言葉を胸に刻み、後日、もう一軒のラーメン屋に向かったのでした。
→ @池袋「六感堂」編へつづく?